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年収200万 サラリーマン課税所得金額で税率は決まる
サラリーマンがFXをした時には使っているFX業者によって税金の額が大きく違ってきます。年収200万円で考えると、一般的にはマネーパートナーズやクリック証券FXの方がスター為替などのくりっく365よりも有利と言われています。
しかし、いつでも有利になるわけではないのです。
どういう場合に有利で、どういう場合に不利なのかは実際に計算してみないとなかなか理解は出来ません。まずは、年収200万円のサラリーマンの場合で計算してまいります。最初に行うのは、計算の基礎となる「課税所得金額」の計算です。
サラリーマンは、税金計算の際に「給与所得控除」などが認められています。そのため、年収200万円といっても200万円にそのまま税率がかけられる訳ではありません。実際にはいくつかの控除を差し引いた後の課税所得金額で税率が決まるため、実際の税率はかなり低くなったりします。
では、年収200万円のサラリーマンの課税所得金額を計算していきましょう。
年収200万円 課税所得計算
まずは前提条件です。以下のサラリーマンを想定しています。
- 税込年収200万円
- 扶養控除無し(共働きが多いため)
- 年齢40歳以上(介護保険料を含んで計算)
- 標準報酬月17万円で設定(社会保険料の金額に影響します)
少し条件が違う方も多いと思います。ここでの数値は一応の目安として利用して頂下さい。
では始めましょう。まずは、サラリーマンに認められている特典である給与所得控除後の所得金額の計算です。
年収200万円 給与所得控除後の所得金額
ここでの計算式は、税務署が確定申告の時期に毎年配布している「所得税確定申告の手引き」の中にあるものを使用しています。税務署で無料で配布されていますので、一冊は手元においておくと便利です。
では、早速計算します。
- 年収200万円の方の給与所得控除後の計算式
- 給与所得÷4×2.4−18万円
- 200万円÷4×2.8−18万円=122万円
- 給与所得控除 200−122=78万円
ちなみに、計算式は年収によって大きく異なります。年収400万円や1000万円の方はこの計算式は使えませんのでご注意下さい。
年収200万円でも、給与所得控除が78万円あるため実際の課税対象となる所得はこの段階で既に122万円に減ります。
この金額はまだまだ減ります。これが減れば減るほど税金も少なくなり有利になります。
次に社会保険料の控除額を計算します。
年収200万円 社会保険料の計算
年収200万円の方の社会保険料の計算をします。この計算の元は標準報酬17万円という金額です。一般的には以下の金額を負担しています。
- 健康保険料 月7,930円
- 厚生年金保険料 月13,047円
- 両方の年間負担額 (7,930+13,047)×12ヶ月=251,724円
*1:大企業を中心に、厚生年金基金や確定拠出年金制度を持っているところにお勤めの方もいると思います。その辺はこの計算式では考慮していません。
*2:健康保険料は、各都道府県で微妙に保険料率が異なります。ここでは、標準的な8.2%(個人負担分4.1%)の料率で計算しています。
これで課税所得金額は、251,724円減りました。
年収200万円 最後の計算
ここまで計算した後に配偶者控除や医療費控除などを差し引きます。ちなみに、医療費控除は、交通費なども合わせて計算が出来るためキッチリ領収証を集めておくと節税に役立つ事もあります。FXで確定申告するつもりであれば、ついでにこういう部分もキッチリやって節税しておきましょう。
今回の前提では、上記の控除はゼロにしてあります。基礎控除の38万円だけが最後の控除金額です。社会保険料控除と一緒にまとめて計算するとこうなります。
- 控除金額合計:社会保険料251,724円+基礎控除38万円=631,724円
- 給与所得控除後の所得金額 122万円
- 課税所得金額:122万円ー631,724円=588,276円
*1:地方税と所得税は控除の金額が若干違います。ここでは、便宜上同じで計算しています。
課税所得金額は588,276円まで減りました。税金の計算上は1000円未満を切り捨てますので、588,000円となります。今後は、58.8万円として計算に使用していきます。
税金計算
年収200万円といっても、課税対象となるのはこの場合58.8万円です。実際にかかる所得税と地方税はこの58.8万円を元に計算されています。両方の税率を合算した表は以下です。
| 課税所得金額 | 所得税・住民税合算 | |
|---|---|---|
| 超 | 以下 | 税額速算式(%) |
| ー万円 | 195万円 | 15% |
| 195万円 | 330万円 | 20%−97,500円 |
| 330万円 | 695万円 | 30%−427,500円 |
| 695万円 | 900万円 | 33%−636,000円 |
| 900万円 | 1,800万円 | 43%ー1,536,000円 |
| 1,800万円 | 超 | 50%ー2,796,000円 |
これを元に税金を58.8万円の計算をするとこうなります。
- 所得金額 58.8万円
- 上記表より税率 15%
- 収める税金の額 58.8万円×15%=8.82万円
ざっと計算して税金は所得税・地方税合計で8.82万円になります。
年収200万円 実質の税率は4.41%
年収200万円から税金の8.82万円の税率を考えるとこうなります。
8.82万円÷200万円=4.41%
上記表では税率15%で計算されていますが、そもそもの課税所得金額が多くの控除で58.8万円まで減っています。それにより実際に支払う税金はかなり安くなります。
FXの税金計算は、この課税所得金額の58.8万円を元に計算をしていきます。一般的にはマネーパートナーズやクリック証券FXの方がスター為替などのくりっく365よりも有利になり易い傾向があります。
ただ、それもFXの利益の額と利益や損の出し方によって有利不利が大きく違ってきます。
次回以降、この課税所得金額を元に具体的な計算をしてまいります。
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